2011年4月30日土曜日

義経岩 2011.4.30

今回もホットライン。
前回までは離陸から洞窟内数手のホールドや足位置が曖昧だったけど、今回は以前に
撮って印を付けておいた記録写真と照らし合わせ、ホールドやスタンス位置を確認した。

さすがにムーブは悪い。
結果としてはわずかではあるけど、これまででは最も長く(高い位置まで。)ムーブが繋が
った。
以前の最高到達地点は2クリップ目をクリップしてテイクといったところだったけど、今回は
2クリップ目をクリップ後、2手多く手を出せた。
わずかな違いではあるけど、悪いムーブの続くセクションなので、それなりに意義はあると
言って良いと思う。
ただ、当然と言えば当然だけど、とても消耗する。
割と間隔が短かったとはいえ、1トライした後の次のトライではすでになかなかの消耗を感
じ、それまで戦えたムーブでもすでによれを感じた。
実際、RPを試みる際には朝に1便、長いレストを挟み夕方に1便といった形になるだろう。

今後の展開の所感としては精態形化が進めばランチ合流部分まではなんとか繋げられそ
うな気はする。
ただ、問題はランチ核心部分の通過ではないだろうか。
実際、何度かテンションを入れた後、ランチの核心ムーブを行ってみたけど、ムーブはこな
せず。
その辺りが今後の不安要素であり、課題を残すものになった。

2011年4月18日月曜日

アヨロ海岸 2011.4.18

「テロリスト7c+」完登。

この日も引き続き、テロリスト完登トライ。
もし、上部マントル返し部分がこの課題の核心なら、その高さゆえに完登は難しいかなと
弱気になっていたけど、完登してみるとやはり技術的なものよりは高さによる恐怖核心の
方が強かったようだ。

実はトライ当初、リップの悪いホールドにヌメリを感じムーブを起こせず。
「ヌメルヌメル」と言い訳のように言う僕に同行者の冷たい視線を感じながら、とりあえず、
当日のトライは止めようかなと思いだす。
クラックを登ろうかなと思うも、アヨロの岩質が軟く、取ろうと思ったプロテクションのカムが
開く、、
よって、手軽に練習の出来そうだった当該クラックを登る事は中止。。
ブラック&グレー7bという垂壁の課題に触ってみたがあまりの細かさにモチベーション低
下。。
がしかし、そうこうしてお茶を濁して居る内に突如*注1「御告げ」が降りて来た。
今ならテロリストを戦えそうな気がする!
日没が近づき気温が下がって来たためか、或いはなんの根拠も無い御告げか。(笑)
急に今なら良い登りが出来そうな気がして来たのだ。

なので、急遽、テロリスト完登トライを行なう事に。
確かにヌメリは感じなくなり、ムーブは起こせるようなったけど、完登は成らず。
日没も近づき、「御告げあるもやはり今日はもうダメかな・・・。」と思いながら、同行したM
ちゃんの登りを眺める。
そうこうして待っている内に時間が経ち、大分回復して来たので、最後にもう一度トライす
る事に。
結果、テロリスト7c+完登。
前回、使ってしまった限定ホールドも使わず、すっきりと完登出来た。
とても恐ろしかったマントル部分も、2回目のためか冷静にスタンス、ホールドを探せ、安
定して処理する事が出来た。(やはり、初見の未知の状態と2回目ではまるで違う。。)

実はこのトライではクラッシュパッドを敷く位置を変えていた。
これまでは離陸する所に敷いていたけど、今回はマントル返しで落ちたら着地する所にク
ラッシュパッドを敷く事に。
当然、離陸後数手のムーブがこなせず落ちればクラッシュパッドの無い位置にいわゆるグ
ランドフォールする事になるけど、ランディングは砂なので、まあ良いか。(笑)
それが功を奏してか、上部の怖いマントルも比較的安心して登る事が出来た。(比較的と
はいえ、怖いものは怖いけど。。(笑))
ジムではきっと、さほどでもないムーブも外ではこういった駆け引きがある。
地面にどっかと落ちるのも愛嬌だ。(笑)
ボルダリングのそんな所も僕は好きだ。(笑)

*注釈1「御告げ」
RP、完登を試みるべく岩場に居て、ある瞬間、天啓のように「今なら登れる!」と急に気力
体力が充実する瞬間。科学的、統計的根拠は無い。

2011年4月12日火曜日

アヨロ海岸 2011.4.12

引き続き、テロリスト7c+。
実はトップアウトは出来た。
でも、完登ではないな~と結論。
というのは上部マントル返しのところで、ライン右側のフィンガーサイズの岩のしわを苦し
紛れに使ってしまったからだ。(この課題はライン右側凹角が限定課題。)
ではなぜ、その微妙なホールドを使ってしまったのかと言うと理由は「怖かった。」から。(
笑)
ライン上、登っている真下にはクラッシュパッドが無い位置に。
尚且つマントルを返すムーブで足を高く上げている。
落ちればかなりの確率で怪我をしそうだ、、
「これは絶対落ちれないっ~!」という状況だったので、是も非も無く、とにかく登り切るし
かなかったのだ。
結果、やはり、ダメなものはダメと結論。
客観的に見ていた第三者の目から見ても微妙だったそうだ。。(笑)
なので、テロリスト完登成らず。。
ランディングのクラッシュパッドの状態を万全に整えてから、またトライしたい。

テロリスト7c+


その後は奥の浜にてクラックを物色。
以前から目を付けていた「楽園」というクラックのルートがあったのだけど、波がやけに近く
、なんか怖かったのと(目の前が岩だけにビレイヤーが溺れてしまうかも知れない。)ルー
トの終了点辺りに鳥の巣があると思われたので、(鳥が迷惑そうにこちらを見てた。(笑))
そのルートを登る事は止めた。
他にも別のフィンガークラックがあったので、それに取り付いてみる。(トポには無いけど、
終了点と目される辺りにスリングとビナがある。)
がしかし、グレード的な難度こそ高く無いけど、プロテクションを選ぶ目が未熟な僕にとっ
ては四苦八苦。
プロテクションをセットしながら登る「ルート」としての意味ではまったく戦えていない事を思
い知らされる・・・。
やはりまずはプロテクションの選択の目を養わなければならないなと猛省し、この日はア
ヨロを後にした。

写真中央のフィンガーサイズのクラック。

2011年4月9日土曜日

アヨロ海岸 2011.4.9

今回はテロリスト7c+を触ってみた。
下部辺りのムーブは解決。
結局、上部は解決出来ず。
下部核心で中間ポケットを取ったら終わりかと思っていたけど、そこから上も悪かった。(
満遍なく悪い課題構成か?7c+だしな。。)
中間部はポケットを右で取り、マッチ後に左に持ち変える。
(何度もポケット取りをしていたら、手の平の皮が剥けた、、フォールの際に膝の内側をぶ
つけたり、出っ張ったカンテに胸をぶつけそうになったりと名前の通り物騒な課題だ・・・。)
その後、右手をスローパー気味のホールドに伸ばし、後はスローパー気味のホールドをぺ
たぺたやりながら、騙し騙し登る感じだろうか?
さらに上のガバを取れば流石に終わりと思われるがそこまで到達していないので不明。
と、今回はここまで。
上部を解決出来れば、もしかすると完登も狙えるかも知れない。
次回もトライしてみたい。

中央のハングしたカンテを登る。
  

2011年4月6日水曜日

義経岩 2011.4.6

約1年半ぶりに登ったホットライン。
核心部分を登るだけでも面白く、単純にトレーニングになるほど、その内容はやはり激烈
なものだった。。
通えればRPを目指したいので、各ムーブを再確認。
今回はルーフ這い出し部分の1クリップ目以降から、スペシャルランチの核心、上部ガバ
取りムーブ(ランジ、あるいはデッドでガバを取るムーブ。)までを行った。
一応、各ムーブは問題無くこなせ、どこが最も悪いムーブかも確認出来た。
繋げて行くとランチの核心部分はやはり厳しそう。(消耗して、ここでワンテン地獄に陥る
懸念大。)
それ以前に1クリップ目以降数手もとても辛い。
離陸から辛いムーブをこなし終わる3クリップ目辺りまででも、ボルダーの初段はあるんじ
ゃないだろうか。。(ヌンチャクをかけてクリップしなければならない分、余計にきつい、、)
このセクションを無事に通過出来れば、後はランチの核心ムーブを無事にこなせるかどう
かが成否の鍵となるだろう。 
精態形化が進む事で「離陸からルーフ這い出し後数手」での消耗をどれだけ抑えられる
か。
そこを落ちずに登れるようになれば、ランチ核心への力を残しつつ、RPを目指せるかも知
れない。

2011年4月1日金曜日

アヨロ海岸 2011.4.1

前回に引き続き、マッコークジラ。
前回、ツワモノクライマーの登りを見て知ったムーブやスタンスを試してみる。
が、悪いものは悪かった、、
ツワモノさんが使っていたスタンス位置では僕にはどうにも高く感じるけど、といって、スタ
ンス位置を下げると左手で取りに行くホールドが遠く感じる。
そう考えるとツワモノさんが使っていたスタンス位置は妥当であるという事だろうか。
しかも、そのツワモノさんは僕よりも身長が高く、にも関わらず、その窮屈なスタンス位置
でムーブを起こせていた。
結局、これらの事から言えるのはツワモノさんと僕の身体能力の強さの違い?
つまり、窮屈な姿勢でもムーブが出せる身体能力の強さがマッコークジラを登るには必要
であり、結論として、かわぞーはマッコークジラでは戦えないという事か?
後は精態形化をさらに進める事で懸案のムーブが成功出来る事を期待したいけど、今は
まだなんとも言えない状況だ。
う~む、なまらクロイダー完登後はいろいろな課題に触ってみたいと考えていたので、他の
課題も触りつつ、またトライしてみたい。


他の課題にも触ってみる。
テロリスト7c+、ブラックホークダウン8a、スペシャルライト7b。
以前にはぬりかべ右7b+やブラックアンドグレー7bにも触ってみた。
当然と言えば当然だけど、どれもやはり難しい。
なまらクロイダーのグレードが7cだったのでそれを基準に考えていたけど、ワンムーブに
限って言えば、なまらクロイダーには無かった難しさのムーブがそれぞれの課題には存在
する。。
なんだか、高い壁(クライミングだけに。(笑))に当ってしまった気もするけど、こういった壁
を越えるための試行錯誤こそが自分の力をさらなる高みへと押し上げる原動力になるのか
も知れない。
いろいろ試行錯誤を繰り返してみたい。


翌日は義経岩。
最高気温3℃。
久しぶりに触ってみたルート「ホットライン13b」で、以前の自分より能力が向上しているか
検証してみたかったけど、あまりにも岩が冷たく、検証どころかクライミングもままならない
状況だった、、
よって、特記する事も無いので、アヨロに加えて追記とする事に。
ただ、久しぶりの義経岩で過ごした時間は幸せでした。(笑)

夜のパーキングエリアにて。