2012年2月26日日曜日

布引の滝 2012.2.26

この日のテーマ。
「より浅いバイルの掛かりでも登れるようになる。」
あえてバイルが浅くしか刺ささらない状態の氷を登り、技術向上を計った。
フォールするかも知れないという不安がある部分ではスクリューをまとめ取り。
氷へのバイルの刃の刺さりは1cmくらいだ。
バイルがすっぽ抜けそうで怖いけど、効いているという確信はあるので体を上げてみる。
「怖い、、(笑)」
恐怖をコントロールして突っ込む感じはフリーの核心のようだった。(笑)

意外だったのはバイルの刃の刺さりが浅くてより怖いのは登っている時よりもスクリュー
を打って、プロテクションを作る際の方だった事だ。
今はとりあえず、スクリューを打つ時はアックステンションしているのだけど、その際、バイ
ルから手を離した時が最も不安になる。
体のバランスが変わったとたんに不意にバイルが抜けないだろうか。。
もし今、抜けたら、数mは確実にフォールする、、と言ったような時だ。
フリーや手で岩を登る際はクリップ時は割りと良いホールドだ。
でも、事、アイスに関しては手で何かを持ち安定する事はほぼ無いだろう。
プロテクションを作る際すらもバイルの刃が浅くしか刺さっていない場合も普通だろうし。
まあ、この辺りは慣れなのかなと。
経験を積んで解決したいところだ。

この日の成果としてはより浅いバイルのかかりで登れたという事だ。
斜度の比較的浅い氷壁で、ごく一部分のみを登れた程度とは言え、一つの成果かな。
今後はさらに厳しい条件(垂壁や高さのある氷などで、バイルもあまり刺さらないような状
況。)でも戦えるようにさらなる研鑽を積みたい。
次回のテーマ:「より急な傾斜、より長め高めの壁を登る。」

2012年2月25日土曜日

定山柱 2012.2.25

この日の目的は垂壁でどれくらい戦えるかを知る事。
昨年、この氷をリードで登ろうとしたところ、とても恐ろしくてほぼ戦えなかった。
今回はそんな過去の自分と比べて、ある程度の成長が確認出来ないか検証の登りだっ
た。

前回までの自分の登り。
・布引きの滝
斜度60度~70度ほどで、バイルが深く刺されば、安定して登れるようになれて来たのが
前回の登りだった。

で、今回、垂壁を登ってみた結果。
大きな穴(*)などにバイルを掛ければ、垂壁でも割と安定して登る事が出来た。
((*)この氷の特徴なのだけど、毎年なぜかぽこぽこと大きな穴が全体に開く。
メカニズムは解らないけど、とにかく大きめの穴がたくさんある。
フリー的に言えばガバホールドだらけと言ったところか。
なので当然、難易度も易しい)
アックステンションかけまくりだったけど、ともかく、恐ろしくて体を上げられなかった昨年か
ら比べると一歩前進出来た事は間違いなかった。
ただ、険悪な状態(バイルが氷にあまり刺さらないような状況。)ではまだまだ戦えていな
いのが現状でもある。
次回は「傾斜は緩いがバイルの刃が浅くしか刺さらないような状況。」で登れるようになれ
る練習をテーマとしたい。

定山柱 かわぞー

2012年2月19日日曜日

布引きの滝 2012.2.19

超不定期ブログになりつつある当ブログ。
意外と見ていてくれる人がおられる事に驚きつつも、駄文を垂れ流す事をご容赦ください。
(笑)


さて、アイスクライミング。
細々と登ってます。
先日、近場の定山柱で今季初のアイスクライミング。
とりあえず、トップロープで登り、シーズン初の感触を思い出す。
うむ、昨シーズンに手に入れた程度のスキルはちゃんとあるようだ。
そして今回は、布引の滝。
目標はもちろん、より安定してリードで登れるようになる事。
去年より格段に安定してリード出来るようにはなって来た。
結局のところアイスも恐怖心をコントロールして突っ込み、結果として落ちずにより高度を
上げられたという方法論なのだろう。
突っ込む感覚としてはフリークライミングと同じかな。
違いはフリーのようにバタバタと落ちる事は結果としてまず無いという事。
つまり、だから突っ込めという事か。(笑)
今回はその辺りある程度戦え、相対的によりスキルを上げられたと思う。

・登攀から得た所感と実際。
現時点ではリードで登った際、バイルの刃先が5cm程度刺さっていれば、安心して体を
上げる事が出来る。
逆に言うと5cm以下の貫入では恐ろしくて体を上げられない。
しかし、トップロープで登っていてバイルの刃先の刺さりが1cm程度でも実際落ちないで
登れる事を踏まえるとリードの際も刃先1cmの貫入で登れるはずという結論が得られ、そ
してそれが出来た時、より高いスキルを得たという事になるのだろう。
より高いスキルを得られれば、登れる氷の選択肢も広がり、より充実したアイスクライミン
グを楽しめる。
ガンバだ。(笑)


*今日の肝
・アイスもフリーのように戦おう。