2012年4月21日土曜日

カミホロカメットク山北西稜 2012.4.21

快晴のカミホロカメットク山(通称カミホロ)。
独特の山名とバリエーションルートが多数ある事からも以前より憧れていた山だった。
今回はそんなカミホロの入門的な?ルート、北西稜から山頂へと登った。
すでに春と言っても良いほど気温は高く、空は快晴。
雪融けが進んだ山肌は黒々とした部分も多く、岩と雪のコントラストがカミホロの威容をよ
り一層引き立てていた。

これから登るルートを遠く望む。
どこを見ても急峻で険しい岩壁に見えるけど、一応、割と易しめのルートがあるらしい。
「むむ、怖そう。。」と少し怯みつつもともかく登り続けた。
遠くからは険しく見えた雪の斜面も近づき登ってみるとなるほど割りと穏やかな心持ちで
登れるものだ。
途中、落ちてはいけない岩稜帯を通過。
フラットソールならなんという事もなさそうな岩もアイゼン、アックス登攀ならではの緊張感
があった。
手で掴める岩は掴み、慎重にクリア。
こういうクライミングもやはり楽しいなとニヤニヤしながら先へと進む。

快適に高度を上げていると隣のルート三段ルンゼが見えて来た。
ルンゼ状の岩壁の中に急な雪の斜面と途中には氷の滝も見える。
なるほど、核心と思しき垂直の氷壁を境に三つの壁に分けられているように見える。
技術を磨いて今度はこのルートを目指して訪れてみたいととても魅かれた。

今後の課題と新たな期待を得て、さらに登る。
急な斜面を詰めると雪崩れのデブリ。
小さな雪片がたくさん転がっていた。
デブリを横目に稜線へと繋がるルンゼを目指す。
目指すルンゼを詰めれば稜線に出て、稜線に出れば山頂はすぐそこだ。

ルンゼの終わり辺りは岩と雪のミックス帯で、冬期間であれば雪に覆われているらしいけ
ど、春早い今の時期はかなり岩が出ていたようだった。
これ幸いと岩と雪のミックスクライミングを楽しんだ。

カミホロ山頂到着。
今回はカミホロのピークに立ちたかったという訳ではなく、よりアルパイン的要素の強い登
山が目的だったので、ピークに立ったという感慨は得になかったのだけど、快晴の空の下
での眺望が最高である事は確かだ。
冬は爆風が吹き荒れるというカミホロ。
そんな山の山頂の例外的で穏やかな時間をのんびりと過ごさせてもらった。

カミホロをバックにタケロー氏

2012年4月8日日曜日

アヨロ海岸 2012.4.8

引き続きマッコークジラの出来ないムーブを探る。
新たに発見したホールドやスタンス、さらには若干異なるラインからのムーブなど、いろい
ろ試してみたがけど、どうしても懸案のホールドが取れない。
う~む、「敗退」。。?
これはもう、ムーブが体に入るとか自動化するとかいう話ではなく、ホールドを保持しきれ
ていないという状態だった。
マッコークジラはしばし、封印する事とした。。

その後、やけくそでその隣にあるブラックホークダウンを触ってみる。
ポケット後のサイドホールドから次のホールドまでは保持出来るもののその後のムーブが
よく分からない。
一先ず終了。
後は江差の春7b、ぬりかべ右7bを触ってみる。
江差の春は高さのある課題で、最後マントルを返す辺りからは絶対に落ちたくない課題だ。
ある意味、味わい深い。。
ぬりかべ右。
これかなというホールドとスタンスは決まった。
後は少し打ってみて様子をみたい。